<編集中>とつげき東北『科学する麻雀』、講談社現代新書、2004年12月

科学する麻雀 (講談社現代新書)

科学する麻雀 (講談社現代新書)

■読むきっかけ

  • 従来セオリーといわれる麻雀の戦法について科学的な裏付けがあるのか
  • 統計的な解析をもとに、どんな場面でどのような戦法を採択すべきか論じている
  • 統計の手法の適用についても学ぶことができる

■内容【個人的評価:★★★★−】

  • 「裏スジは危険」「リーチ宣言パイの周辺は危険」「不調のときはダマ」とあるが、これらは本当に正しいのか
  • しかし、流れなど本当にあるのか。結果を語っているに過ぎないのではないか
  • もともと、ついていようがなかろうが、同じ戦法をとったときに、ほぼ平均的な結果を勝ち取ることができると感じていた
  • これまでの戦術書は、こういう戦術をとった場合勝率は何%という数字を出してこなかった。たぶん分からないのだと思われる
  • 上がりに占める比率は、ピンフ複合率は38%(面前時)、ホンイツなどの染め手複合率は23.5%(フーロ時)であるから、有効な手であることは結果から証明される。これに対し、チートイ複合率は3.3%、純チャン複合率は0.1%にすぎない。

■読後感
自分がよく麻雀時は、相手の手作りとのせめぎあいだと思うこと。(つまり、相手があがる前であれば、それまで手作りができる)という観点についてはどこまで掘り下げているか。