(株)日本能率協会コンサルティングCS/CRM事業部『図解でわかるコールセンター/ヘルプデスク』日本能率協会マネジメントセンター、2002年9月
- 作者: 日本能率協会コンサルティング
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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○プロローグ「コールセンターとヘルプデスク概論」
- 最初は問い合わせや苦情を受け付ける電話相談室ができ、通信販売が盛んになると受注センターができた。窓口部門の充実に伴いコールセンターという呼び方が一般化した。
- 一方パソコンの普及に伴い、ヘルプデスクが作られた。
- コールセンターが営業最前線となり、CSと効率を同時実現することが求められている。
- 要員にかかるストレスの緩和、評価方法の工夫が必要である。
- コールセンターは、顧客の特性や過去の対応履歴を把握しており、このことをふまえた対応ができるという強みがある。
- また、FAQを活用して商品やサービスの知識を補い、対応できる。
- コールセンターには以下のようなタイプがある。
- コールセンターでは、次のような経営の取り組みが必要である。
- 顧客の相談内容をいち早く理解し的確に回答するというアンサースキルの向上が求められている。
- スーパーバイザーの仕事の一つにコミュニケーターのヘルプがある。内容的には以下のコールが該当する。
- 1.高度、専門的、例外的な内容
- 2.クレームへの対応
- エスカレーションされてスーパーバイザーの元へ届くので、コミュニケーターは内容を正確、簡潔にスーパーバイザーへ伝える。
- コールセンターへ電話をかけてくる顧客は困っていたり、怒っていたり、と多くはネガティブな状態にある。マインドの向上がないとコミュニケーターは対応できない。
- 新人コミュニケーターを対象とした教育は、マインド面、知識面、技術面からなる教育メニューを作り上げる。終了後も必要に応じ勉強会を行う。
- FAQを実績と予測に従い作成し、こまめに改訂したい。頻度の高い項目であるかどうか、的を射た回答になっているかどうか。顧客の生の声のままでなく、きちんと使いやすくする。
- センター長の役割は以下のとおり
- 1.コールセンターの使命と役割の明確化
- 2.方針・目標の設定
- 3.指標管理による全体把握と必要な支援
- インタビュー&ライティングスキルによりわかりやすく
- モニタリングによりコミュニケーターが自己管理するとともにスーパーバイザも管理する。
- マインドの高い人材を採用することがスキルの高さにもつながる。
- 習得する知識は以下の通り
- 1.自社商品・サービスに関する知識
- 2.自部門・関連部門の業務知識
- 3.ライバル商品との比較知識
- 習得する技術は以下の通り
- 1.アンサースキル
- 2.インタビュースキル
- 3.ライティングスキル
- コールセンターの乱立でオペレーターの人材不足が問題となっている。
- オムロンは事業の中核にコールセンターを置いた。
- ヘルプデスクの扱う問題
- 1.システムサポート部門
- 2.メーカーのユーザーサポート
- 持ち込まれる問題は以下の通り
- 1.障害の解決
- 2.方法
- 3.作業