粥川準二『クローン人間』光文社新書、2003年1月
- 作者: 粥川準二
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/01
- メディア: 新書
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○第一章「誰のためのクローン人間か?」
- このまま進んでいくと、人を見る目が物を見る目と変わらなくなってしまうだろう。
- クローン技術はハードルが高い。本当に、クローン技術を安全なものにするためには、何千何万ものヒトクローン胚の作製を試みなければならないだろう。
- 日本におけるクローン技術規制法の制定は拙速な面がある。検討不十分のまま法制化された。
- ES細胞の研究が進展しつつある。その輸入も承認された。しかし、倫理委員会の活動がこれに追いついていない。
- 提供者は女性である。これを男ばかりの集団が検討しているという異常な状態である。
- 法律以外に、きちんとした監督ができる機関が必要である。人体の資源化が急速に進められてしまう恐れがある。