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ジュリア・クリステヴァ『中国の女たち』せりか書房、1985年1月

中国の女たち (アジア文化叢書)

中国の女たち (アジア文化叢書)

■内容【個人的評価:★★−−−】
○1「こちらがわで」
○2「中国の女たち」

  • 纏足は、中国における舞踊の発達を妨げた。オペラの舞台に登場するときでも、腰回りが鈍重で、ステップは単調で型にはまっている。フロイトは、この風習を解釈して、そこに女の去勢の徴を見、ひとり中国文明だけが女の去勢を認めているのだという。
  • 中国で名を残した女を探すのは難しい。名を残したのは二、三の妾婦、女帝、一人の女詩人などである。

■読後感
まったくのところ難読である。翻訳のせいかと思ったらそうでもないらしい。そうした文体なのか。社会人類学をベースに中国社会に取り組んだ著作であるが、読みやすいとは言いがたい。
ただし読んでいると、家族制度こそは、人間にとってもっとも影響を与える要素であるということを改めて考えさせられる。