谷川健一『地名と日本人』講談社、1982年4月
- 作者: 谷川健一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1983/04
- メディア: 単行本
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◎第一部「柳田学の継承と展開」
○「日本人の共通ベースを求めて」
○「柳田さんと私」○「創造の型としての柳田国男」
○「空間と場所」
- 定住者としての村人の境を表すものが道祖神などの石の神であり、その先に漂泊者の世界が広がっているということだろうと思います。
○「柳田学と韓国民俗学」
◎第二部「地名研究の現状と課題」
○「中世における東国と西国」網野善彦
- これまでの研究から、日本列島の東と西がかなり異なる社会構造をもっていたのではないか、極端にいうと別個の民族が成立する可能性もあったのではないか。
○「近世におけるアイヌ語地名の研究」
○「東日本と西日本」
○「柳田国男『地名の研究』をめぐって」
- 国字、つまり地名独特の用字は、峠など中世以降に定着している。峠は古代は坂といった。
○第四分科会「文学と地名」