亀井千歩子『塩の民俗学』東京書籍、1979年4月
- 作者: 亀井千歩子
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 1979/04
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○第一章「日本人と塩の習俗」
- 今日の日本の塩は、昭和47年3月に塩田が全面廃止されるとともに、イオン交換による化学塩となっている。
- 日本の塩は不浄不吉を払うものとして、また呪性をそなえた物質として、日本人の精神生活に大きな役割を果たした。
- 日本の製塩は、天日製塩、直煮製塩、藻塩焼製塩、揚浜式塩田、入浜式塩田、流下式塩田、イオン交換法により行われてきた。
- 千国街道は海と山を結んだ「塩の道」である。街道沿いに牛方宿があり行商人が牛を曳きながら交易を行っていた。
- 塩は民間療法としても様々な形で効能を発揮している。