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川北義則『男の品格』PHP文庫、2009年5月

男の品格 (PHP文庫)

男の品格 (PHP文庫)

■内容【個人的評価:★−−−−】
○第一章「会社は男の夢追い場」

  • 男の遊ぶ才能とは遊びから何かを学ぶ才能のことといっていいだろう。

○第二章「夫として、父として」

  • 大切なことは、どんな遊びをするにせよ家庭にあって男は父親としての威厳を失ってはならないということだ。
  • 遊びにはお金がかかると思っているひとは、お金を使う遊びしか頭にないからで、それは非常に狭い考え方なのだ。

○第五章「自分の戒律のために」

  • 一体どうしたら日本伝統の美意識を復活させることができるのか。美輪明宏さんは「丁寧語がなくなったから丁寧じゃなくなる。尊敬語がなくなったから尊敬しなくなり、謙譲語がなくなったから謙譲の美徳がなくなる。戦中戦後ですべて失ってしまいましたが、取り戻しさえすればいいのです。」と言っている。「終戦後は物欲、性欲、食欲、名誉欲の四本立てであおりたてて商いをしてきた。あさましい。」

■読後感
この本自体についてはとりあえずコメントしないけれど、1930年代生まれの人が感じていたであろう美風、無頼など、今では感じとることが難しくなってきたのはなぜなのだろう。
例えば戦前の映像で人の話をテレビで聞くとき、その言葉自体に深みを感じることはあまりない。以前それを感じることができたのは自分が幼いせいだったせいなのか?美風には何か違う要素がくっついて深みを与えているようにも思える。
(そう言えばちょっと話はズレるかもしれないけれど最近の計画停電及び節電の励行の中、暗くなった街に以前とは少し違う深みを感じとることができた。昔は夜の闇は深かったような気がする。)