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明川哲也「花丼」(『大幸運食堂』PHP研究所、2011年9月所収)

大幸運食堂

大幸運食堂

■内容
不況や近くのスーパーの撤退などさまざまの原因でまったく客が来なくなった食堂、絶望に陥っていた店主が、あるとき川で入水自殺しようとする男性を助け、自分の店でありあわせの食事をさせ、その男性から感謝される。

■読後感
絶望に陥っていた人を助け、勇気づけることが、かえって自分自身に力を与えてくれる。さらに苦境にあるのは自分だけではないという認識につながっていく。そして、改めて一歩を踏み出す勇気を得る。
書きぶり自体は素朴だが、そのシンプルさがかえってじんわりと胸に染みる作品だった。