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フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』ハヤカワ文庫、1977年3月

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

■内容
核戦争後の世界、地球外惑星で過酷な労働に従事するアンドロイド6基が人間に反抗して密かに地球に帰還する。これを追い、処分する任務を負うバウンティ・ハンターとの攻防を描いた小説。

■読後感
映画『ブレード・ランナー』の原作となる本であるが、確かに話の筋は大体において同じではあるが、映画作品と比べてずいぶん穏やかであまり切迫した場面のない内容だった。原作者にとっては、動物たちが消え失せてしまった、とか意識を制御する装置、あるいはアンドロイドの属性など、構成要素を描くのが中心的なテーマだったのだろう。これにリドリー・スコット監督が、大胆な再構成及び素晴らしい脚色を行ったということだと思う。