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百田尚樹『影法師』講談社文庫、2012年6月

影法師 (講談社文庫)

影法師 (講談社文庫)

■内容
下級武士の家に生まれ、身分制度の重圧にあえぎながら自分の力でさまざまな障害を切り開こうとする勘一と、中級武士の次男に生まれ、勘一とは違う厳しい境遇にありながら学術も武芸も図抜けた才能を見せる彦四郎は、友情に結ばれて切磋琢磨する日々を送る。そしてあるとき二人は藩の威信をかけて上意による果たし合いに臨み、これが二人のその後を大きく左右することになる。

■読後感
冒頭から緊張感に満ちた場面の連続で、まったく飽きさせない展開が続く。読んでいて、これは時代小説でありながら、時代を背景にした現代小説であるかのようにも思われた。卓越したストーリー展開だったと思う。