榊原英資『進歩主義からの訣別』読売新聞社、1996年6月
- 作者: 榊原英資
- 出版社/メーカー: 読売新聞社
- 発売日: 1996/06
- メディア: 単行本
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○第一章「アプレゲール知識人批判」○第二章「歴史からの断絶」
- 一部のエコノミストや評論家は十分なデータや実証研究もなしに、一般的にいって規制の緩和が景気の回復と雇用の増大につながると主張している。主張の根拠はきわめて脆弱である。
- 筆者の認識では、アメリカ、ヨーロッパ、日本の経済制度は基本的にそれほど異なっていない。たとえば終身雇用といわれるが平均勤続年数は日本で10.9年であり、ドイツやフランスとほぼ変わらない。