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染谷和巳『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』新潮文庫、2004年5月

上司が「鬼」とならねば部下は動かず (新潮文庫)

上司が「鬼」とならねば部下は動かず (新潮文庫)

■内容【個人的評価:★−−−−】

  • 社員は上に頼る人がいるので温厚な意識になる。全責任を負うことはないので気楽な立場にいる。みんな仲良く力を合わせてやっていくのが一番だと思う。仕事を抱えている部下がいれば手伝ってあげる。「大変だろう」と仕事を減らしてあげる。部下が泣きついてくれば、部下の能力不足、努力不足を責めることなく、慰め、いたわり、励ます。これが部長や係長の意識。
  • 多くの社長が幹部社員に対して不満を抱いている。その不満を要約すると次の三つとなる。
    • 1.下に甘い
    • 2.会社を思う気持ちが薄い
    • 3.変化を嫌う
  • 言葉は会社という組織の背骨である。言葉はより正確に、より深く、そしてより美しく通じることが肝要である。社員に対しては経営者の言葉を覚えさせることから始めなければならない。
  • トップが何を考えているか、何をしようとしているか理解する。その考えに協調する。部門の目標達成に力を尽くす。自分の仕事能力を磨く。より高い成果を挙げる努力をする。汚れた仕事をする。進んで思いものを持つ。人が嫌がる仕事をする。困難な仕事は「私がやりましょう」と手を挙げる。汗を流す。仕事の工夫をする。改善案を提出する。仕事の関連分野の勉強をする。経営やビジネスについて勉強する。会社の同僚、上司、後輩とコミュニケーションを図る。夜遅くなってもその日の仕事はその日のうちに仕上げる。会社のものを大事に使う。仲間の仕事に協力する。
  • 報告を受ける人は
    • 1.冷静でなければならない
    • 2.先入観を持って聞いてはならない
    • 3.見返りをその場でしなければならない
  • 報告は多ければ多いほどよい。どんな細かいことでも報告すべきである。
  • 上司は、目をみながらじっと返事を待っている部下の手前、何でもかでもすぐ答えねばならない気になり、そのため間違った決定を下してしまう。頭がよくない臆病な上司はどうすればよいのか。後進に道を譲って引っ込むのが一番いいが、それができないなら「考えておこう」といわずに、何でもその場で目をつむって決定してしまう習慣をつくることである。