白田秀彰『インターネットの法と慣習』ソフトバンク新書、2006年7月

■内容【個人的評価:★★−−−】
○第一章「法の根っこを考える」
○第二章「権利をしっかり知っておく」

  • 1985年には著作権法が改正されてプログラムが著作権法の保護の対象であることが確定した。
  • 一回できてしまった慣習を法律で覆すのは難しい。慣習は一人一人の経験に基づいている。でも、慣習とは異なる様式を規定する法律にはそれがないからだ。そして、法律が実感として不利益をもたらすと感じるものであれば、なおさら法律の方を生殺しにしてやれと思う人が出てきても不思議ではない。

○第三章「これからの法と社会を模索する」
○終章

  • 私はネットワークには独自の法あるいは固有の価値がありうるはずだという主張を掲げている。ところが実際には、そうした独自の法や固有の価値はなかなか成長しないし明確化されない。

■読後感
とくになし。