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ヘンリー・ディヴィッド・ソロー『ソロー語録』文遊社、2009年10月

ソロー語録

ソロー語録

■内容【個人的評価:★★★−−】

  • お金のために働く人ではなく、その仕事を愛している人を雇うべきだ。(『生き方の原則』)
  • 自分のものより優れた資質を他人に見いだすことは、僕らを無限に豊かにする。(『日記』)
  • 貧しくとも精神的に気高く生きていれば、失うものはなにもない。あり余った富で買えるのは余分なものだけだ。(『森の生活』)
  • 努力から知恵と純粋さが生まれ、怠惰から無知と欲望が生まれる。(『森の生活』)
  • 思考することで、僕らは健全な意味で自分を忘れることができる。(『森の生活』)
  • シンプルに、シンプルに、生きよう。すべきことは百や千ではなく、二つか三つでいいのだ。(『森の生活』)
  • 自分自身についてどう考えるかが、自分の運命を決めたり、あるいは進むべき道を示唆したりするのだ。(『森の生活』)
  • たいていの人は、家というものが何なのか考えたことがないようだ。そして実際、哀れな生活をむだに過ごしている。なぜなら彼らは、隣人が所有しているような家を持たなければならないと思っているからだ。(『森の生活』)
  • 人生の歩みを深めなければと思っている。そのためには自分の個人的な時間を有効に活用しなければならない。必要以上に他人と過ごす時間はない。(『日記』)

■読後感
人はあまりに多くの情報や人付き合い、なすべきことに囲まれており、深く内省する時間を失っている。そして、「なすべきこと」は、振り返ってみると本当に必要だから、ということではなく、流されて行っている部分が大きい。
ソローのいうようにシンプルでなければ、自分は使われる身のままで自由を得ることはできない。見通してかつすべきことすべきでないことを峻別することが大切なのだと思う。