読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

小林弘幸(2014)『自律神経を変える「たった1ミリ」の極意』ポプラ新書

■内容【個人的評価:★★★−−】

◇「超一流の人」の行動スタイルと意識

  • 超一流の人は、一見、ムダだと思える面倒なことにも時間をかけて、その上で自分なりの取捨選択をこつこつ重ね、ほんとうにいい情報を選びとる力=感性をどんどん磨いていきます。だから結局は、超一流の人はそうでない人に比べて、取捨選択、あるいは人生の決断や進化のスピードも、どんどん速くなるのです。(26ページ)
  • 超一流の人は、孤独も怖れません。ですから、ムダに徒党を組むこともありません。愚痴ばかり言い合ったり、おべっかを使い合うような関係の人からは、ほんとうに見事なほどの距離を置きます。逆に、相手がどんな立場の人であろうと、自分よりも目上であろうと目下であろうと、一緒にいて自分が向上するための人、話していて元気が出てくるような人との付き合いは、どんなに忙しくても、律儀なほどに大事にします。つまり、超一流の人は、慣れ合いの付き合いをしないのです。(33ページ)
  • 超一流の人は総じて、自分に対しても人に対しても、いいことばかりは言いません。超一流の人は、自分の言葉に厳しく責任を持っていますので、本当のこと、あるいは本当にできることしか、口にしないのです。これが、有言実行です。けれども、そうでない人は、えてして大風呂敷を広げたがる、自分に対しても人に対しても、できないことまで「できる」と、勢いで言ってしまいがちです。いわゆる有言不実行です。(86ページ)
  • 超一流の人はいったい、自分のどこを変える意識を持っているのでしょうか。それは大きく分けて、たったの5つしかありません。1.食事。2.話し方。3.姿勢。4.仕草。5.立ち居振る舞い。(157ページ)
  • 超一流の人は、早起きです。特別な時間帯で仕事をされている人たちを除けば、超一流の人ほど、おうおうにして朝、早く起きることを大切にします。しかもそれは、先に申し上げた超一流の人たちの「時間コントロール術」や「オンとオフの切り替え力」ともダイレクトに関係しています。(165ページ)


◇こんな取り組みをお奨めします

  • もしもあなたがいま、人の話を聞くことが苦手だとしたら、まずは1日1回でもいいですから、誰かの話をニコニコ笑顔で聞く。そして聞き終わったら、嘘でもいいから最後に「ありがとう」と言う意識を持つことがおすすめです。(28ページ)
  • もしもあなたがいま、プレッシャーに強い人、多くの人に愛される清々しい人、あるいは、いつでもゾーンに入れる超一流のほうへと変わりたいと願っているのであれば、まずは不平不満を言わない意識を持つことをおすすめしたいのです。(55ページ)
  • 私は、A4ぐらいの真っ白い紙に「恩人リスト」を作ることを、おすすめしたいのです。これまでの人生を振り返って、お世話になった人を順にリストアップしていく。たとえば、あなたをこの世に誕生させてくれた両親から始まって、恩師、友人、先輩、そうやって書き出しながら、一度自分の来し方を顧みることは、本当に、あなたの心に思った以上のいい効果を与えてくれます。(62ページ)


◇自律神経を整える方法

  • 具体的にいえば、3〜4秒間でゆっくり鼻から吸って、6〜8秒間、口をすぼめてゆっくり吐く。いわゆる「1・2の呼吸法(ワン・ツーのこきゅうほう)」で、私がアスリートたちに指導しているのも、基本はいつもこの呼吸法です。1日に2〜3分間でもいいので、この呼吸法を意識する。また、何か不測の事態が起きてパニックになりそうになったとき、あるいは周りの人たちの無意味な雑音に心が乱されそうになったときも、この呼吸法を1回でもいいからやってみる。これが、1ミリの極意です。そうすれば、あなたの呼吸はだんだん深く落ち着いたものとなり、自律神経は整い、結果、超一流となるための自己コントロールカ=前へ進む力も自然についてくるはずです。(31〜32ページ)

■読後感
自律神経の観点から、どういった行動をすることでしっかりした人生を歩むことができるのかを具体的に説いています。この書でいう「超一流の人」は、自分なりの考えを持ち、実直で、人に流されることなく一定の行動パターンを繰り返すことのできる人です。そして、平らかな心を持ち続けるためには自律神経を整えることが重要な意味を持ってくるのです。