近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』サンマーク出版、2011年1月

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

■内容【個人的評価:★★★★★】

◇片づけが終わると人生全般がうまくいきはじめる

  • 私の教える片づけ法は、これまでの整理・整頓・収納術の常識からすれば、かなり非常識です。ところが、私の個人レッスンを受けて卒業した人は全員が、きれいな部屋をキープしつづけているのです。そして、その結果、さらに驚くべきことが起きています。それは、片づけをしたあと、仕事も家庭も、なぜか人生全般がうまくいきはじめるのです。(2ページ)


◇片づけはまず「捨てる」そして「収納場所を決める」

  • 片づけ法に、小むずかしい分類はいりません。片づけで必要な作業は「モノを捨てること」と「収納場所を決めること」の二つだけ。大事なのは「「捨てる」が先」の順番だけ。片づけの原則自体は変わらないので、あとは片づけをするあなたがどのレベルを求めるかにかかっているのです(45ページ)


◇「着られなくなったら部屋着に」はダメ

  • せっかく買ったのに、まだ服としては着られるのに、捨てるなんてもったいない。そう思ってか、「外には着ていけないけど、部屋着にしてもいいですか?」と、質問されることがよくあります。ここで私が「ええ、いいですよ」なんて答えてしまったが最後、これまで順調に減っていた洋服の総量はまったく変わらず、部屋着用の服の山ばかりがどんどんうずたかくなっていくのです。(96ページ)


◇衣服は立てる収納でシワにはならない

  • 「立てる収納」をする場合、けつこう小さくたたまなければいけないので必然的にたたむ回数は多くなってきます。でも、洋服のシワはじつは折りたたんだ回数の多さではなく、プレスされたシワの濃さによって目立つようになるのです。つまり、薄くたたんで重ねれば重ねるほど、上の洋服の重みで生地がプレスされてシワが濃くついてしまい、「シワ感」がよりいっそう出てしまうのです。(105ページ)


◇書類は全捨てが原則、しかし残さなければならないものは

  • 書類は未処理・保存(契約書)・保存(契約書以外)の三種類。それぞれ必ず一つのボックスやファイルにまとめてしまって、書類の内容別にあえて分けないことがポイントです。つまり、使っていいボックスやファイルは三つまで、ということです。忘れてはいけないのは、この未処理ボックスは「空つぼが前提」ということです。つまり、この未処理ボックスにモノが残っているということは、あなたが人生でやり残している未処理があるということを認識しておいてください。つねに空っぽを目指していきましょう。(134ページ)


◇なかなか捨てられないが捨てるべきもの

  • 携帯電話を買ったときの箱類一式。
  • 用途不明のコード類。
  • 洋服の予備ボタン。
  • 電化製品の外箱。
  • 壊れたテレビやラジオ。
  • 「永遠に来ないお客様」用ふとん。(148〜151ページ)


◇片づけの最後:写真を片づける

  • 数ある「思い出品」の中で最後に片づけるモノ。それは、なぜ一番最後が写真の整理なのかというと、写真です。これにはもちろん理由があります。・・・「触ってときめくかとうか」という判断力がついていない段階で、写真の整理を始めると片づけが止まってしまって、収拾がつかなくなるからです。でも、衣類→本類→書類→小物類→思い出品と、「正しい片づけ」の順番を経てきたあなたなら、もうだいじようぶ。自分でも驚くくらい、「ときめきによる判断法」が正確にできるようになっているはずです。写真を本当の意味で整理する方法は、じつはただ一つです。ただし、多少の時間はかかります。その覚悟をもって、この方法でやってください。(157〜158ページ)


◇バッグは毎日空にする

  • バッグは毎日、空にしましょう。「えっ、そんな面倒くさいことを?」と敬遠せずともだいじようぶ。「毎日持ち歩くモノ置き場」さえつくれば簡単です。(202ページ)

■読後感
上記を実践している最中であるが、たしかにこれまでとは全く異なり、部屋が見事に片づくことに気がついた。
筆者も言うとおりまずはマインドの問題が必要で、考え方がその人の中にきちんとできてはじめて片づけは継続して行われるものとなる。