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高山なおみ『ロシア日記 : シベリア鉄道に乗って』新潮社、2016年7月

 

ロシア日記: シベリア鉄道に乗って

ロシア日記: シベリア鉄道に乗って

 

 

■読後感

武田百合子さんの『犬が星見た』のオマージュ的な紀行作品。同作品を何度も読み返した著者が、自らも追体験したいと考え、船と鉄道を乗り継いでロシアを訪れる。武田百合子さんが泊まったホテルや、口にしたであろう料理などを同行の画家とともに体験し、広いロシアを自分の感覚として楽しもうとしている。

おそらく武田百合子さんを意識しているのだと思いますが、文体が似ています。その意味では、『犬が星見た』のような感覚で楽しむことができました。同作品のようにもう少し交流エピソードが豊富だと面白いと思いましたが、やや控えめの追体験記というところでしょうか。