神崎正英『ユニバーサルHTML/XHTML』毎日コミュニケーションズ、2000年11月

ユニバーサルHTML/XHTML

ユニバーサルHTML/XHTML

■読後感
本書は、技術書ではあるが、情報を受け手に分かりやすく伝えるとは一体どういうことなのか、HTMLという「道具」を使って情報を発信したり交換したりするための考え方と、その手順を説明した書である。技術書ではあるが、情報を受け手に分かりやすく伝えるにはどうすればよいのかという、サイト設計や個々のレイアウト、さらにはCSSを含めたHTMLの記述についてとくに情報の提供のしかたについて、どんな形式が望ましいのか、CSSをどう適用するか、また、さまざまなルールについても触れている。とりわけ「情報とは何か」から始まって、そのホームページのユニバーサルデザインについて、まず情報そのものについての考え方その考え方・コーディング技法等についてシステム開発担当者の業務能率に与える、オフィス環境やチームワーク等の社会学的要因を、著者の経験をふまえて分析した書である。